掲載ページ:空想ジャケット草紙 vol.2
掲載日:2026年4月5日

曲名:TFC(Tresure Finding Cruise)
東儀 秀樹×古澤 巌×coba

アコーディオニストのcobaさんが、毎年ガンガラーの谷で開いているライブ「マブイオト」は何回か見に行ったことがあります。ある年、曲の合間のMCでcobaさんが「Treasure Finding Cruise」命名時のエピソードを話してくれたことがありました。

「TFC」は当然3人の頭文字なのですが、アルバムのタイトルも「TFC55」なので曲のほうにはサブタイトルを付けよう、という話になったそうです。3人で作り出す唯一無二の音楽は宝物、ということでTは ”Treasure”→宝を見つける、ということでFは “Finding” →Cはチャンスかなぁ…と思ったものの、何となくしっくりこない。しかしゆっくり考えている時間はありません。多忙な3人のスケジュールを合わせるのは大変なので、とにかくレコーディングが優先、Cは「チャンス」で決まりかけていたそうです。
ある時、洞窟好きのcobaさんが自ら撮影した洞窟の写真を東儀さんに見せていたところ、東儀さんが突然「クルーズだよ!」と発言。洞窟内に水が流れている様子を写真で見て「Cruise」という単語を思い付いたのでした。他の2人も「いいね!」と賛成して「宝物を見つける旅」となったのだそうです。

今回追想している空想ジャケット、写真はもちろん洞窟内の写真です。実際には大きな船で移動できるほどの水流はありませんが、「Treasure Finding Cruise」命名時のエピソードが印象に残っていたのでこの写真を使用しました。篳篥と笙、ヴァイオリン、アコーディオン、全く違う楽器の奏者がコラボレーションするというのは、楽しいだけでなく”美しい”とも思います。この世のあらゆる境界線、見える境目も見えない境目も越えて自由気ままに行き来する船がもっと増えれば、身近な日常も世界も、平穏になると思いました。

掲載ページ:ちむぐくるnote
掲載日:2024年12月18日

タイトル:アートを見たくなる理由を探していたら

先日「徹子の部屋」に蜷川実花さんが出演されていました。以前、お母様と一緒に出演された回の古い映像も流れたりして、「長寿番組ならではだ。」と思いながら見ていました。時の流れを感じることができるテレビ番組は穏やかで好きです。

2024年11月~2025年5月にかけて南城美術館で開催されていた「蜷川実花展 with EiM 光の中で影と踊る」を見た後、アートを見たくなる理由って何?と思いネット検索していたのですが…。科学的に解説している文章は難しい or 味気ない、で読む気にならず。結局「何でもアリなのだ。」と思うことにして、アール・ブリュットに関するWebページを外部リンクに選びました。撮影OKの展覧会だったので数枚写真を撮ったのですが、”展示” 感があまり無いものを掲載写真に選んだつもりです。

写真+タイトル+文章+外部リンク、というのが「ちむぐくるnote」の型ですが、ガチガチにならないよう意識しています。ゆるさを大切にしているのは「心のメモ」だから。丁寧に書いていたり走り書きだったりと不揃いですが、「心に残ったからメモする」という点は変わりません。もともと「会社の説明以外の ”おまけ” を作ろう。」みたいな ”ふわっとした” 動機で始めたということもあり、静かにゆるりと続けています。

作りたいから作る、見たいから見る、何も知らなくても自由がある。アートさんは心が広いですね、憧れます。

掲載ページ:ちむぐくるnote
掲載日:2025年7月13日

タイトル:御酒かみやびら

首里城公園で開かれるイベントは、これまで色々と見に行っています。中でも印象に残っているのは、2024年2月の【「帰納する音楽会」サテライト公演 in SHURI 】です。ちなみに琉球新報ホールで開かれた翌日の公演にも行きました。

さて、今回追想するコンテンツ「御酒かみやびら」は「首里城夕暮れほろ酔い大人ツアー」に参加した時のものです。ジャンルを問わず、専門のガイドさんに解説してもらえるイベントには積極的に参加していますが、このツアーは泡盛の試飲付き、という点が気に入り参加しました。運営スタッフさんは一升瓶を3本抱えながらの移動で大変そうでしたが!
タイトルの「御酒かみやびら」はガイドさんのお話から来ています。「以前、お酒の席で乾杯の際に『嘉例』と言ったら、年配の男性から『それはオリオンビール(が広めた)。御酒かみやびら、と言いなさい。』と言われ、それ以降ガイドの際は『御酒かみやびら』と言うようにしています。首里の伝統を大切にしたいので。」と話されていました。ガイドさんは日頃から様々な資料を読み、色々な人から話を聞き、埋もれそうになっている古都の営みを残していこうと努力されている様子。本当に頭が下がる思いです。首里城が復元されたら、お客さんの数が落ち着いてきた頃に、じっくり見に行こうと思っています。

話は変わりますが、冒頭の「帰納する音楽会」。世誇殿で演奏を聴きながら私が何をしていたかというと…、首里の過去と現在、そして沖縄・日本・西洋、それらをティースプーンでゆっくりかき混ぜるような感じで、半分とぅるばっていました。贅沢な時間でした。